第174回 英語というツール

Sunrise②
Sunrise②

大学を卒業した当時、私にとって最も興味があったのは「海外を知る」ということでした。そしてその為に必要なツールとして「英語」があったわけですが、その時点で日本で既に10年も勉強しているにも関わらず、私は恥ずかしいことに全くといっていいほど話すことができなかったのです。

考えた末に私は塾講師という仕事を選びました。中学生に英語を教える為には自らが理解していなくてはならず、復習を兼ねて自分も勉強できるという一石二鳥でちゃっかりした考えだったわけです。

自分なりにテキストをかみ砕き、分かりやすく説明を繰り返していくなかで自らの作文力の復習をしていきました。

ただそれはあくまでも会話の為の基礎であり、それだけではやはり足りない。

どうせなら日本人の話す「カタカナ英語」ではなく、きれいな発音でカッコよく話したい。その為には会話するしかない、と思い今度はコミュニケーションに力を入れました。

旅行の街角でそのへんに歩く人に話しかけたり、日本でも外国人の友人との会話を試みながらコツコツとやっていくなかで、それまで必死に聞き、必死に考えていた内容がだんだんと少なくなってくると同時に話せるようになってきました。

そんな我流のやり方でも、やりとりの中ではなんとか意志疎通ができる程度にはなりましたし、ヨーロッパのパートナーとも仕事をするという経験を積むことができました。

擦り切れるほどに英語の重要性が謳われているわりには、日本人の英語苦手意識は昔から変わってないのではないかと思いますが、従来の間違えたくない意識と同時に、海外の知らないことに対する意欲、伝えたいという意欲がなくなっているのではないか、という危惧感を感じます。結局好きなことじゃなきゃ伝えたいとも思わないだろうしね。

そんな意味でも一緒にブログを書かせてもらっている平先生のブログは英語好きかつ音楽好きな私にとっては、教材としても読み物としても素晴らしいクオリティだなあ、といつも感銘を受けています。

これから日本は望む望まないに関係なく、今まで以上に海外との交流を深め、移民をも受け入れていかねばならないのではないかと個人的には感じています。

実際海外の人たちは、細かい間違いなどは全く気にしない、とにかく伝えることに対する意欲が強かったと思いますし、そのハングリーなエネルギーが特に他のアジアの人たちは日本に比べて強いと思います。

そんな流れのなか、平和的で心地よい関係を海外の人と保つためにもやはり言葉は大事だな、と改めてその重要性を認識しています。

お知らせ:

以前からここでもお伝えしているご当地レストラン「恵比寿47kitchen」と「andparty」のお料理コラボイベント「47andparty」。おかげさまで10月は4回実施し、魅力あるマイスターのお料理でご来場の方に楽しい時間を過ごして頂けました。

千葉の麦わら農場さんの新鮮野菜やお魚を販売するマルシェも同時開催、既に恵比寿界隈のファンの奥様も登場、好評を頂いております。

11月も魅力的なプログラムが盛りだくさん。ぜひお出かけください。

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